無理して笑う必要なし!どん底まで落ち込んだら後は上がるだけ!

鬱になったら一番やってはいけないこと。それは無理することです。

人は多少なりとも仮面を作って生活しています。

仕事をしていれば営業スマイルや愛想笑いをすることもあります。

育児中は笑いたくなくても子供には笑顔で接しなくてはいけないし、たいして仲良くしたくないママ友とも笑って世間話しなくてはいけない時もあります。

家族にですら本心を隠して偽った笑顔で過ごしている人も多いでしょう。

しかし「鬱」という症状が出たということは「あなたは十分頑張っているんだよ」「無理しなくていいんだよ」という心のサインです。

少し偽りの生活を休んでみましょう。

無理して笑顔でいる必要はありません。確かに笑うことは免疫力を高めてくれますが、それは心から笑った場合のことです。

作り笑いをすることをやめてもよいのです。

1度どん底まで気持ちを落としてみるのも手です。

どん底まで落ちたら、後はあがるのみなのですから!

「じゃあどん底ってどこよ」「何をもってどん底っていうのよ」と疑問を持つかもしれません。

正直「これ!」という基準はありません。

「何か少しでもやりたいという意欲が湧くまで自分はどん底なんだ」と思っても良いかもしれません。

本を読む気力があれば、わざと暗くなれるような小説を読んでみる。(インターネットで「鬱になれる小説」と検索するとけっこうヒットするものです

映像を見る気力があれば、わざとハッピーエンドではない映画を見てみる。

暗~くなれる音楽を聴いてみる。

何か書く気力があれば、今の自分のダメな部分を書き出して読んでみる。(←これはかなりお勧めです。後々逆にこの時に書いた内容が力を与えてくれます)

など、トコトン落ち込む方法はあります。

ただ、1つだけお勧めできないことがあります。それは病状をネットで調べてネットサーフィンすることです。

「頭痛」「耳鳴り」と検索すると「脳腫瘍」がヒットしてしまったり「腹痛」「吐き気」と検索すると「大腸がん」「胃がん」がヒットしてしまったり、鬱とは関係ない病名に縛られて負のループに陥ってしまいます。

また、いくら「死」を意識しても死に方を調べるのもやめましょう。

ある意味、そんなことを調べるエネルギーがあるのならあなたは鬱から脱却できます!

今日があなたにとってどん底の日かもしれません。いや、どん底だと思っていたのに明日はもっとどん底なのかもしれません。

何?「底が見えない地獄に落ちろ」って言ってるの?

そう思われるかもしれませんが、そうではないのです。

必ずこの苦しみには「底」があるのです。

「底=終わり」です。

長い時間かけてどん底まで落ちたのなら、這い上がるのにも時間はかかるかもしれません。

どん底を味わえばわかるはずです!本当に後は上がるのみなのです。

まったく眠れなかったのに今日は悪夢も見ずに熟睡できた時間が1時間くらいあった!

外に出るのが怖かったけど、ファーストフードのCMを見ていたら期間限定のハンバーガーを食べたくなった!

たまにはテレビでも見てみようかとテレビの電源をいれてみた!

化粧なんてする気はさらさらないけど、化粧水くらいつけてみようかと思った!

などなど、昨日までできなかったことができるようになればそれは確実にどん底からあがっていると言えるのです。

辛い経験やどん底を味わっている人は、他人の痛みにも敏感で優しくなれます。あなたの経験談が誰かを救うことがあります。

今あなたが味わっている辛さは決して無駄ではないのです。