何もしたくない!そんな日は本当に何もしないのがお勧めです!

何度もこのブログ内で書いてきたことですが、鬱状態に陥った際に最もやってはいけないことが「無理をすること」です。

何もしたくない…

そんな気持ちでいっぱいになるのが鬱の時です。

でも何かやらなきゃいけない、このままじゃいけない、時間を無駄にしている!

と焦る気持ちが余計に状態を悪化させてしまいます。

そんな時は少し心が思う通りに過ごしてみましょう。

1日3回食べなきゃいけない。

食後は歯を磨かなきゃいけない。

お風呂に入らなきゃいけない。

眠らなきゃいけない。

人は毎日そんな気になって時間との勝負で生きています。時間に縛られている中で人間関係のストレスを抱えたり、仕事のストレスを抱えたりして、身体に心がついていかないこともあるのです。

しかし、よく考えてみれば、食事をすることも歯を磨くこともお風呂に入ることも全て法に定められていることではありませんよね。

何もしないからと言ってあなたが誰かに責められる理由はありません。

何もしたくない、そんな日もあって当然です。

何もしていないように見えて「心を休める」というれっきとしたやるべきことを果たしているのです。

とにかく、何もしたくない。身体が思うように動かない。

そういう日は何もせず過ごしましょう。

ただただ、ゴロゴロと横になっているだけで十分です。

孤独感でいっぱいになったらBGM程度に小さな音でテレビをつけておくのもよいでしょう。

ニュース番組を見てしまうと内容によっては暗い気持ちになってしまうこともありますので、あまり気持ちを左右しないような通販チャンネルなどがおすすめです。

人間、ただただ何もせずボーっと過ごしているとそのうち「何か食べたいな」「外に出たいな」「本を読みたいな」とあらゆる欲が出てきます。

自らそうした欲を発するまでは、無理をしないこと。それが1番なのです。

たとえ、家族や友人・職場の人等に「怠けている」的なことを言われても無視です。

とはいえ、傷つきますよね。

傷ついて本当に自分は怠けているのではないか?と自分を責めてしまいうと思います。

しかし、あなたの周りに鬱を患った人が一人でもいたらあなたの気持ちをわかってくれるはずです。

鬱は特別な人がなる病ではありません。

真面目だから・几帳面だからなる病だと誤解もされていますが、そんなことありません。

誰しもがなり得る病なのです。

あなたを「怠けている」と指摘してくる人がいつ鬱状態になるか分かりませんよね。

そして、一度でも鬱状態を経験した人は、この先自分の周りで同じような経験をする人の気持ちを理解することができます。

もう一度言います。

鬱になった時に最もやってはならないことは「無理」をすることです。

何もやりたくない日は「何もやってはいけない日」だと思うようにしましょう。

そして何日・何か月かかってもいいので心をゆっくり休めることです。

何もしない日は「心を休める時間・いつか自分と同じ経験をする人に出会った時の優しさを作る時間」と考え、堂々と休みましょう。