よく鬱の人に「頑張って」と言ってはいけないと聞きますよね。
なぜなら、鬱の人は頑張ってきたからこそ、心が風邪を引いた状態にあるわけだからです。
頑張ってきた人に「もっと頑張れ」というのは残酷ですよね。
でも人と言うのは何かしら、その労力に見合った対価があるからこそ頑張れるのです。
仕事もそうです。お金がもらえなきゃやってられません。
頑張ってやってきたのに、頑張れなくなった時…それは、あなたが悪いわけではありません。
この際、周囲の評価は切り離して自分にご褒美をしましょう。
そんな自分だけのスペシャルデーを最低でも2週間に1日くらいは作りたいですよね。
何がその人にとってご褒美になるのか、スペシャルになるのかは人によって違います。
でもどんな小さなことでもいいのです。
プチ贅沢・プチご褒美を設定してその日が来るのがほんの少し楽しみになるような予定をつくりましょう。
なんでもいいのです。
たとえば、普段は発泡酒だけどこの日はビールを飲もう!とか
毎週金曜日の夜はちょっと高いパックをしてから寝るようにしよう!とか
休みの日、たまには好きなDVDをずーっと見て過ごそう!とか
自分の中で決めた自分がほんの少しモチベーションをあげられるようなご褒美を設定するのです。
他人に「頑張れ」と言われると辛いけど、自分の中で自分が「頑張れる」ルールを作ることはできますよね!
実際に自分へのプチご褒美を定期的に行っている人は「気分転換になる」「幸せに感じる」と思っている人が多いようです。
今まで頑張り過ぎてきたあなたは、自分へのご褒美をする間もないくらい頑張ってきたのではないでしょうか。
せっかく心が「休んで」と言っているのです。
ゆっくり休息して是非自分へのご褒美とスペシャルデーを設定してみましょう。
ちょっとした楽しみが小刻みにあることで、少し生活に潤いが出るものです。
贅沢なスイーツ1個、おいしいコーヒー1杯があなたの心を軽くしてくれるかもしれません。
ここで勘違いしてはならないのが「ご褒美を他人に求める」ということです。
「この日まで頑張れたら旦那にコレを買ってもらう!」など自分以外の誰かにご褒美を求めるのではなく、あくまで自分に対する自分でできるご褒美を考えるのです。
自分だけのスペシャルデーだからこそ、気兼ねせず贅沢が楽しめるものです。
誰かと外食する楽しみもあると思いますが、できることなら他人と時間を合わせるのではなく、自分だけで楽しめる時間を過ごすのがよいですね。
自分だけのスペシャルデーに他人が入ると、何らか「気遣い」が生じてしまうものですから。
自分だけの時間を過ごすことで「あ~、私ってこんなことに幸せを感じるんだな~」と気づくかもしれません。
鬱の対処法をいくつか紹介してきましたが、どの対処法も結局は自分に対する「気づき」なんですよね。
実はみんな自分のことを知っているようでその半分も知らないのかもしれません。
この病になったからこそ気づくことはたくさんあるのです。
ちょっとした贅沢を設定して新しい自分発見をしてみましょう!